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古の過去と遠い記憶 (カゲプロ)

第3章 Memory that has been forgotten




「…ただいまー」

その時、ある一声が聞こえそれと同時に複数の足音がこちらに近づいてくるようだった。
固まる私を余所に、その複数の足音は段々とこちらに近づいてきてるようで
それに合わせ私の心臓も激しく脈打っては
主張をした。



「あ、皆 お帰りっす!」
「ただいま…あ、…起きていたのか」

誰だろう、この綺麗な人は。
緑色の髪を1つに纏めポニーテールにした人。
出入り口であろう所から、写真に写っていた人達がぞろぞろと私の周りに集まってきた。


『…』

「…固まってるね…セト、もしかして…」

「その、もしかしてっすよ…」


猫目の青年が私の前にきてじっと目を合わせてから
セトに話をふる。
この人もめかくし団の仲間なんだよね
確か名前は…


『カメさん?』

「…ぶほっっ」

あれ、違ったのかな
猫目の人の名前を言うとその数秒後に
猫目の人は腹を抱えながらゲラゲラ笑い続けていた。
お腹苦しいと言いながらも笑い続ける猫目さんに
とうとう緑髪さんが痺れを切らしたのか
猫目さんの頭に拳骨を一発お見舞いした。

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