第2章 infinite loop
そしていつも誰かが…あれ?これも思い出せないな。
他にもあるがやはり近くにいないと使えないらしい。
そして最後に能力コピーは複雑で複数の能力者が近くにいると暴走しやすくなる。
「(この手が自由になって30秒隙が出来れば…)」
シンタローの心の声が聞こえる。何か考えがあるのだろう
その隣を盗み見ると黒色はスマホで写真を撮っていた。
能力使っているな。
きっとさっきの仲間に状況説明だろう。緑色は能力で伝達系。
《あ~……聞こえてるな?金を準備する時間を10分短縮する》
《よってあと10分だ》
またスピーカーから野太い声が聞こえる。
その後にも色々何か言っているが俺には気にならない。それより…………女達が位置づけを決めているようだ。何かするつもりらしい
【そんなのんびりしてる場合かよ!!オレの家族だって……大事な奴も……死ぬかもしれないんだぞ!!?】
辺りが一瞬静寂に包まれる。
どうやらシンタローが元凶のようだ。まったく何をやっているのか……
そこに厳つい野郎がシンタローの前まで来てシンタローの髪を掴み持ち上げる。
【……ろよ……お前みたいなクソ野郎こそ一生牢屋に引き籠もってろよ!!!!】
「やっぱ君面白いよ……最高」
その数秒後に次々と棚や物が倒れ落ちる。何事かとテロリストは慌てているが……どうやらタイミングよく女達が物を倒してるらしい。
厳つい野郎にも棚が倒れ込むとシンタローがpcの置いてある所へ全速力で向かう。
すぐにエネを線でつなぎディスプレイ全体にエネがあらわれると一つの銃声が聞こえた。