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progress ~東リべ卍~R18~

第8章 resist



ずいっとタケミチの前に行き、目と鼻の先で見つめるマイキーに、狼狽するタケミチ。


「お前、名前は?」


「は、花垣…武道…」


「…そっか…タケミっち…」


「へ、へ?」


「まーた変なあだ名付けてるし。
それよりどら焼きっ」


「マイキーがそう言うんだからそうだろ?
タケミっち。」


なぜか万次郎を睨みつけているランと、なぜか自分を諭してくるドラケンの威圧感に、なぜか突然あだ名を付けてくる目の前の万次郎…

意味がわからなくてなんとも言えない空気が流れる。



「……お前、ホントに中学生?」


万次郎の言葉にタケミチの鼓動が跳ね上がった。

しかし万次郎は突然ニッコリと笑った。


「タケミっち。今日から俺のダチ、なっ♪」


「……?!」



万次郎はタケミチから離れて振り向き、
無の表情に戻した。

そして今度はつかつかとキヨマサの元へ行く。


「お前がこれの主催?」


「は…はい…」


どがっ!!


万次郎の一瞬の蹴りで、キヨマサの顔が血塗れになった。

そのままキヨマサの髪を掴む。


「誰だ?お前。」


ボコッボコッ


何発も殴られていくその光景に皆息を飲む。


「これから喧嘩賭博やんときは私を呼びな」


どがっ!!


最後はランの蹴りで遠くまですっ飛んで行った。
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