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progress ~東リべ卍~R18~

第41章 reverie 一虎①



「こーなったら本人に決めてもらおーぜ!
一虎、俺とランどっちに開けてほしい?」


「えぇっ…」


正直どっちも怖いんだけど…


「ま、まあま…どっちかっつーと…
女の方が器用そうだから… ランに…」


その瞬間、ランは途端に目の色を変えた。


「女だからって何?は?!テメェ殺すぞ!」


「まてまてまてまてラン!
あ〜悪ぃ一虎!ほらとりあえずウチ行こーぜ!」


え、え、えー?なに…?
いきなりなんなんだ今の…


ひとまず場地の家に着くと、
もう朝ということもあり、夜通し暴れ回っていたせいかランは眠ってしまった。

そんなランに、そっと毛布をかける場地はすげぇ柔らかい表情をしていた。


ぜってー惚れてる…

すぐに分かった。


結局俺は、場地にピアスを開けてもらった。


「痛かったかー?」


「いや、思ってたより全然。
それよりさ…さっきのなんだったんだよ…
すげーびっくりしたんだけど」


「あ〜ラン〜?」


その後の場地の話を聞いて
何も言えなくなった。


「だからランはさ、女扱いされることを心底嫌がんだよ。で、世の中の男はみんな敵。マイキーとか俺とかが認めた男としか喋んねぇんだぜ?
喧嘩もすげー強くてマイキーとおんなじくらい」


「なぁそのさっきから出てくるマイキーってのはなんなんだ?」


「は?お前知らねぇの?!マイキーは不良界で超無敵の奴だぜ?高校生だろうと族だろうと何人いようとたった1人で一網打尽」


「えっっ!!」


そんなすげー奴いんの?
なんだよ、そいつ!

どんだけデカくてゴツくてイカチーんだろーなー


俺は必死にその姿を想像した。
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