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progress ~東リべ卍~R18~

第39章 respective



「彼ってホンット完璧だから、何あげていいのかいつも分かんなくて。そもそも私が釣り合って無さすぎて」


「えーなんでそんなこと思うかなー」


「だって本当に彼って凄いんだもん」


照れたように目を逸らして口をモゴモゴと動かすランに、今牛はクスッと笑った。


「…やっぱり心から喜んでほしいし、
ちゃんと完璧なものあげたくて」


そう呟くと、今度は今牛がゲラゲラと笑いだした。


「ちょっ!何笑ってんの?!
こっちはふざけてるんじゃなくて真剣なんだけどっ」


「あ〜ハハッ!悪ぃ悪ぃ!
だって男がいっちばん喜ぶもんなんて超簡単だし、全人類の男に共通してんじゃん」


「えっっっ!!」


なにそれ…?!?!
そんなものがあるの?!
初耳だ…!!

そっか、この人は一応大人の男だし、
そういうのちゃんと知ってるんだ…!
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