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progress ~東リべ卍~R18~

第38章 rudder




「お前の時代だ。」



タケミチの目からまた涙が溢れる。



「だから決めたよ…」


「え…?」


ボソッと何かを言った万次郎にタケミチが首を傾げると、ランもその場に立ち上がった。



「… ランさん…?」


「タケミチ…本当に今までありがとう」


「…え?」



「みんな聞いてくれ!!!」


そう大声を出したのは万次郎だった。


「大きな犠牲をはらったけど
天竺を潰して東マンは日本のトップに立った!
俺らはこれから何世代も語り継がれる時代を創った!」


皆を真っ直ぐと見下ろしながら
真剣な顔で言い放ったと思えば、
万次郎は表情を崩した。



「だから…頂点の時に終わらせたい」



その言葉に、当然その場にいる誰もが目を見張る。
ランだけは、淋しげに笑っていた。





「本日をもって!
東京卍會は解散する!!!!」






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