第37章 render
「んで…4位は……おお、よかったな、
18個でお前だ、マイキー」
「……。4位……」
なんとか万次郎が呼ばれたため、
ひとまずは皆ホッと胸を撫で下ろす。
「5位は!伍番隊副隊長!三途春千夜!!
獲得数14個!!」
「え、俺ですか?
なんかすみません」
「春千夜すごーい。
てか私全然呼ばれないし…」
「三途てめぇ…俺を差し置いて」
「大丈夫です。隊長に全部さしあげますよ。
隊長の数に加算してください」
「いらねぇよ!ムカつく奴だなお前っ!」
武藤はそう言いつつもなんだかんだ貰っていた。
どうやら相当少なかったらしい。
「6位! 13個で壱番隊の九井一!!」
「はんっ。チョコなんていらねーから金貢げよな」
「ココお前…いつの間にンな貰ってたんだよ」
「イヌピー意外とモテねぇな。ウケる」
「てめぇ…」
と言いつつも九井はチョコになどまるで興味がないらしく全て乾に押し付けていた。
「7位!!壱番隊隊長!花垣武道!!
獲得数11個!!」
「えっっ!7位…?!俺が?」
「すげーじゃん、タケミッチのくせに」
「くせにってなんだよ千冬!!」
「んで8位は9個で月乃ラン!」
「おおっ!すげーじゃんラン!
やっぱモテてんな!」
「…隆に言われたくないんですけど…」
「っ……」
そして、
9位が9個の乾青宗
10位が7個のソウヤで、11位がナホヤで6個。
12位4個で柴八戒、13位2個で武藤泰宏、
ビリは1個の林良平だった。
しかしなぜか、林良平ことぺーやんは全く悔しそうではない。
むしろ嬉しそうだ。
「この1個はさぁ、好きな子からGETした特別な1個なんだぜぇ?俺マジこれだけでいーわー。」
「……え…、良平って好きな子いたの?」
「あぁほら、ランもよく知ってるあの子だよ」
「え、誰???」
「いや、もう、1人しかいねーじゃん」
「え?…あ…え、あ、まさか……」
ということで無事?ランキング発表は終了し、
各々がチョコ貪り大会を始めた。