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progress ~東リべ卍~R18~

第36章 regain




ドアを蹴り破って入ってきたのは三ツ谷だった。

目だけで人を殺めそうなほど
恐ろしい眼光を見開いて一瞬で3人を蹴り飛ばした。


「え…3人…」


と、三ツ谷の後ろで目を丸くしていたのは万次郎だった。


「… ラン何された?
大丈夫か?!」


万次郎が自分の肩にかけていた上着をランにかける。


その間も、三ツ谷はまるで正気を失ったように3人をボコり始めていた。


「チッ…こいつだ…あんとき邪魔しに来たのは」

「マジかよ。」

「じゃー殺しとかなきゃな」


ドガッ
バゴッ


「…殺す?それ、俺のセリフなんだけど」


3対三ツ谷1人

それでも三ツ谷はかなり強かった。



「死ねよクソヤロウ」


静かに、しかし低くおどろおどろしい口調でそう呟いて、みるみる男たちを打ちのめして行った。



ドガッ!
ドドッ!


「ははっ、三ツ谷すげー」


万次郎は、ランの隣でニコニコしている。


「たっ…隆っ……ちょっ」


「黙って見てろよ。
これは三ツ谷の喧嘩なんだから。」


2人は完全に床に倒れて動かなくなった。
残るは、以前ランを襲ったと思われる1人だけだった。


「てめぇ…あんときのお返しをしてやるよ」



「あんとき?」



そこで三ツ谷の空気が変わった。



「……あ〜ぁ……そういうことかよ」



全てを察したようだった。




「なんだその顔は〜
所詮中坊のくせによ?
いくぞおらぁぁあっ」




ドンッ
バガッ
ドガッ




シュッー…!



チラリとナイフが見えた。



あの時のナイフ…?!





「はっ!隆危なっ…!」


ドンッ!


えっ……
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