第36章 regain
「ほんっといい身体してるよなぁ?
すげぇ女らしい体つきだしよぉ…」
や…だ…
触らないで…
「あー…いーなぁその顔…すげぇそそられる…
ふはははははははははっ!!!」
ドンッ!
「っっっ……」
咄嗟に受身をとったが、
床に背負い投げされ馬乗りになられた。
他の男が直ぐに体を押さえつけに来る。
「っ、やっ!やぁあっ!!やめろっ」
「おいおい大人しくしろよ
こーして見るとかわいーねー」
じたばたと暴れるが、
さすがに年上の男3人の力には
適わない。
それがやはり、自分は紛れもなく
女なのだということを自覚させた。
「力かよわいね〜かわい〜」
「んやぁっ…!」
服のボタンを乱暴に開けられていく。
「今度こそ俺ら失敗は許されねぇからさ〜
お前を廃人にしなくちゃ」
スカートの中に手を入れられ
絶望的になった。
「"アイツ"の大切なもん、
全て奪うのが目的だからな。
まずはお前だ」
アイツ…?
アイツって誰っ…
「やめっ…やっ…んんっ!」
一人の男に手で口を塞がれ、
目に涙が滲んできた。
"てめぇはなぁ、
どんなに強がってても所詮女なんだよ。
女が男にかなうわけがない。"
その言葉が脳裏にリフレインした。
その時…
ダンっ!!!!