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progress ~東リべ卍~R18~

第36章 regain



「ちょっ…と待って!
なんであんなとこに入ってくんだよ?!」


「俺が知るかよ!」


なんとランと男が入っていったのは、今は廃墟になっているラブホテルだった。


「…どーするよ千冬?!
これ…三ツ谷くんに知れたら…」


「落ち着けタケミッチ…
ランさんに限って浮気…なんてことはないはずだ。」


「…でもそれ、絶対って言いきれる?」


「は?」


「俺、26歳だから分かるけど…
男女ってこう…なんていうかな…
説明つかないいろいろがあんだよ」


「あ?何言ってんだお前。
ドーテーじゃねぇのかよ」


「っ!!そーだけど!
ってかそんなハッキリ言わなくてもよくない?!涙」


「とりあえずアレだな…
三ツ谷くんに知らせねぇと…」


「はあ?!待って待って!何考えてんの?!
修羅場にする気かよ!!」


「じゃーどうすんだよ!俺らが行くのも変だろ!
それに俺は…三ツ谷くんに黙ってられねぇよ。
合わせる顔がなくなる…」


それを聞いたタケミチも眉を顰める。

確かにその通りだ…
そもそも俺は、誤魔化したり嘘ついたりとか、ホント苦手なタイプだし…てかバレるタイプだし…
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