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progress ~東リべ卍~R18~

第35章 repel*





「んっ…… ラン…俺もイクよ…」


「っ…ん…」


互いの指を絡めて、
体温、吐息、体の全てを感じあった。


「っっ、は………」


三ツ谷の小さく呻く声が
艶っぽい吐息と共に耳にかかった。


僅かに震えて肩で息をしていた三ツ谷が
ランに口付けし、舌を捕らえる。


幸せ…本当に幸せ…
ずっとこうしていたい…


2人ともそう思っていたが、
帰り際にはお互いどことなく不安になっていた。


「隆…何かあったの?」


「は?」


「だって、なんか……」


そう言って顔を赤らめ、いくつもの首元の痣を擦るランに、三ツ谷はため息を吐く。


「ランてさ…いろいろホント鈍感だよな」


「え?」


「ま、いーや。マーキングしといたし。
じゃーな!」


「?うん…」


ランの額に軽くキスをして三ツ谷は帰って行った。


結局…気になること、怖くて聞けない俺…
マジ情けねー…


「全部かわいんだけどさ…あいつ……」


さっきの乱れてるとこも
すげー可愛かったな…


思い出すだけで…ヤバ…

つぅか俺、ガキだなぁ……


帰路を歩きながら、三ツ谷は自嘲気味に額に手を置いて顔を赤らめていた。

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