第35章 repel*
「お前は俺だけのもん。
俺もお前だけのもんだから、いくらでも噛め。
俺の身体、好きにしていいよ」
「っ……」
三ツ谷のいつもの柔らかい表情とその言葉に、目頭だけでなく体中がおかしくなるくらいに熱くなってしまった。
「大好き。本当に…お前だけ……」
そう言って組み敷き、今度は優しく律動する。
ゆっくり揺さぶられているランはひたすら小さな喘ぎ声を上げていて、それがたまらなく可愛く思えた。
「ランを抱いてるときが…俺1番幸せかも…」
「っ……んっ…あっ…」
私だって…
隆に抱かれてる時、
1番安心するし心の底から幸せだし…
なにもかもが頭から吹き飛んじゃうくらい、
隆に全てを支配されてる感覚になる…
「っ…またっ…イッちゃうっ…ぁあっ」
「何度でもイケよ…俺を感じながらっ…」
「ぁあっ…んっ…」
「俺で果てて…」
グッと最奥を突き上げられた瞬間、
脳天を貫く快感と全身に電気が駆け巡るような感覚に襲われた。