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progress ~東リべ卍~R18~

第34章 ratio*




「…好きだよラン」


「わっ…たしも……好き……」




"三ツ谷を好きで、で、その先は?"



ふいに、柚葉の言葉が脳に反芻してきた。



"アタシはさ、ランのことも三ツ谷のことも好きだから…幸せになってほしいって思う。"




「た…かし…」


「ん?」


三ツ谷の腕がグッと強まった。
その背にゆっくりと腕を回す。



「私…は……
隆とこの先の未来も、将来もずっと…
一緒にいたいって思うよ」


「うん、俺もだよ。」


「…ね…じゃ…さ……
将来は私と……」


三ツ谷の肩を涙で濡らしながらギュッと目を瞑る。
生唾を飲み込み、その後の言葉を言おうと口を開きかけた時、パッと体を離され、手で口を塞がれた。


「っ…?!」


驚いて潤んだ目を大きく見開いていると
三ツ谷は眉を下げて優しく微笑んでいる。




「ダメだよラン。
続きは俺に言わせろ。」





え………

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