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progress ~東リべ卍~R18~

第34章 ratio*





「だったらさ…」




そっと自分の拳の上に柚葉の手が重なった。

ゆっくり横を向くと、
口角を上げ、優しくも、どこか強い眼差しで微笑む柚葉がいた。





「今の方が、昔よりもっとカッコイイじゃん」






目を見開いて固まるラン。



ただただその言葉が
力強さと温かさを持って自分の中の傷痕に染み込んだ気がした。

それがなぜだか、
頭をクリアにしていく感覚がした。


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