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progress ~東リべ卍~R18~

第33章 realm





「マイキー、俺さ……」



エマがまた歩き出してから、
ドラケンは静かに口を開く。



「三ツ谷の味方にもランの味方にも、
お前の味方にもなれねぇからさ…
なんもできるこたねぇけどよ…。
でも、これだけは言っとく。」



万次郎の丸い瞳がドラケンを見上げる。
見下ろしているドラケンの真剣な黒目と交わった。






「関係がどうとかばっかり気にして、
一緒にいられる幸せを、見失うなよ。」







目を見開く万次郎から目を離さないドラケンの瞳。
朝の太陽光が眩しく二人の間に差し込む。




その言葉は、なによりも心の奥底に響いた。
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