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progress ~東リべ卍~R18~

第33章 realm




「三ツ谷と会ったあの後、実はね…
またランにキスしたんだよ」



バゴッ!!!



勢いよく三ツ谷の拳が万次郎に飛んだ。


ガシャンッ!
とグラスが落ちて散乱し、
周りの客たちがザワザワと騒ぎ始める。



「てめぇ今なんつった…」


三ツ谷のこれまでに無いくらい殺気立った低い声色。
万次郎は俯いたまま表情が見えない。



「俺言ったよな?
二度目はねぇって…」


「……あぁ。」


万次郎は僅かに口角を上げた。


「なぁんだ…お前、殴れるんじゃん」


「あ?」


「ハハッ…いっつも冷静ぶって大人ぶっててさ…
なのに実はお前って…そんな余裕ねぇんだ。」



ピキっと三ツ谷のこめかみに青筋がたつ。



「…面白ぇよ。それがお前の本性なんだな三ツ谷」



「っ、てめぇ表出ろや!!!!!!!!」



あまりに恐ろしく大きな三ツ谷の声に
辺りはシンと静まり返ってしまっていた。
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