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progress ~東リべ卍~R18~

第32章 rear







「嫌いになりたい」




沈黙が流れた。





「……は?」



ランはただ、ポカンとした表情になる。



「お前のせいで、毎日苦しいし、辛い。」



「へ?…え、なになに?どういうこと?」



「お前のせいで、三ツ谷の目、見れなくなった」



「何言ってんの?!」



「お前のこと、ブスだと思いたい。
お前がどこで何してるかとか考えたくない。」



万次郎が手に持つ大判焼きから、
餡子が飛び出て地面に落ちた。

力が入って手が震えている。




「ま、んじろ…?」




「はー…なんでもねぇ。
お前なんか…気は強いし気も短いし強情だし
女らしくないし…
もっといい子なんて他にもいっぱいいるんだからな」



顔を上げて、ランを睨みつけると、
ランはただただ心配そうに顔を歪ませていた。


その表情に目を見開いて唖然とする。

一瞬で万次郎は我に返った。



え…


俺何言っちゃってんの…


超ガキじゃんか。




なんて言っていいのか言葉を探していると、
後ろから声をかけられた。









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