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progress ~東リべ卍~R18~

第31章 reaction



三ツ谷が帰ってから、
部屋には万次郎と2人きりになった。


「なぁラン」


「んー?あ、今日はそのっ…
ホントにごめんね?」


「だからそれはもういいって。
それより…やっぱ怖い?俺に触れられるの…」


目を見開いて万次郎を見ると、
とても悲しそうに眉をひそめていた。



「ち、違くて。なんか…後ろから来られると…
ちょっとビックリしちゃうっていうか…」


「……。」


「あ、私もやっぱ夕飯の手伝いしてくるね。
とにかく気にしないで」


「待てよ。なぁ、そんな無理に笑わなくていいんだぞ?
俺の前でくらい素でいろよ」


その言葉に目頭が熱くなったが
グッとこらえた。


もうこれ以上泣くわけにはいかない。


「ごめん」


「なんでお前が謝んの。
謝んなきゃなんないのは俺なのに」


「万次郎に悪いとこなんてひとつも無いじゃん。
っあ、完治したら組手付き合ってよね!」



ランは元気な笑顔を見せつけながら出てってしまった。


万次郎は、無の表情のまま髪を解き
額に手を置いたまましばらくぼーっと床を見つめていた。
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