• テキストサイズ

progress ~東リべ卍~R18~

第31章 reaction



「俺、そろそろ帰るわ〜
店番頼まれてんだよな」


ドラケンの一声で、解散の流れとなった。


「また明日ね堅〜♪
あ!こないだのどら焼き今度また買ってきてよ!」


無邪気に笑うランに、
ドラケンは安心したようにフッと微笑み、


「いくらでも買ってきてやるよ」


そう言い残して帰っていった。


「じゃーうちも戻るね〜
夕飯作らないと!」


「え、いーよ、私やるよ」


「いーのいーのー!
ゆっくりしててよ!」


エマも出てってしまい、
なんとなくランはまた罪悪感が込み上げる。

何だかみんなにまだ気を遣わせてるなぁ…
どうしよう…



「あ…隆もルナちゃんたちのことあるでしょ。
帰っていいよ!」


「…あぁ。ラン、また明日迎え行くからさ」


「いいってそんな毎日は!
明日は隆の部活に顔出すよ!」


「えっ、いや、それじゃまたあぶねぇだろ?」


「大丈夫だよ三ツ谷。
俺がランを送ってく。」


「あ、そっか。頼むよ」


えっ、と思ったが、
正直いえば、一人で歩くのは怖かった。


こんなの私らしくないけど…
万次郎に頼るしかない。

情けないな…。


/ 996ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp