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progress ~東リべ卍~R18~

第31章 reaction



「いい。一人で帰る。
俺に気ぃ遣わず行っていーよ、三ツ谷んとこ。
はじめからその予定だっただろ?」


「っえ、ちょちょっと万次郎?
怒ってる…?」


「別にー。早く行かねーと暗くなっちまうぞ?
最近、陽が沈むの早ぇんだから」


くるりと背を向けて歩き出す万次郎を、
ランはムッとしながら追い掛ける。


「もーなんなの?せっかく人が一緒に帰ろうって誘ってんのに!っあ!それか一緒に隆の中学行く?万次郎も手芸部見学していきなよ!けっこー面白いよ!」


「はぁ?!ばーかふざけんな!
俺そんな暇じゃねーんだよ!」


「いっつも家でゲームしてる人がよくゆーよ」


「ゲームで忙しーの!!
しかも今日バイクで来てるし」


「えぇっ?!」


万次郎はスタスタと学校の裏庭に歩いていくと、
茂みに隠して止めてあったバイクに跨った。


「ちょっ!マジ?!ずるーい!
あ!じゃあ乗せてってよ〜」


「やーだ。」


「おいマイキー」


突然の声に2人が振り向くと、
ドラケンとエマが立っていた。

どうやらドラケンもバイクを隠していたらしく、
エマを乗せて帰るようだ。



「乗せてってやれよ。もうけっこー暗くなってきてるし、いくらランでも危ねぇじゃん」

「そうよマイキー!ランだって女の子なんだから襲われでもしたら大変〜!」


ランは2人の言葉に苦笑いした。


「いやいや、私がそんなんありえないけどね?」


自分が強いという自覚はあるから、そういうことじゃなくて、ただ単純に万次郎のそばにいたいだけで…
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