第28章 recollect*
「あのっ…隆?」
「はぁっ…あー…体痛てぇ…」
そうだよね…!
昨日あんなことあったんだから
そりゃあ体痛すぎだよね?
よくこんなことっ…できたな…
妙な感心が湧いてしまった。
恐るべし中学生男児の回復力…?
「え…あれ…?」
ようやく三ツ谷の目に色が戻ってくる。
この体の痛みとダルさ…
もしや……
夢じゃ…ない?!?!?
バッと隣を見ると、
困ったような笑みを浮かべているランがいる。
ゆっくりと体を起こすと、
なんとランの腹に……!!!
「わっ悪ぃ!!俺なにやって!!」
急いでティッシュを取り
ランの体を綺麗にした。
どーしよ…
俺アホすぎる…
完全に寝ぼけてた…!
ちゃんと全部外に出せたのか?!
「… ラン……」
最っ高の夢見れたと思って浮かれていた
自分を呪った。
夢だったとしたら、好きなようにランを犯して激しく抱いて、思う存分ナカに出して…
夢じゃなくてもリアルで自慰するときも
そんなことをいくらでも妄想していた。
それなのに一応外に出していたらしい自分のその行動に少々驚いてしまった。
ランに止められたからだろうか?
なんにせよ、一応ナカに出しちゃわなくて
本当に良かったとヒヤヒヤする。