第28章 recollect*
「はぁっ……き、もち…ランっ」
「ふっ…んっ…んやっ…」
首筋や耳朶を甘噛みしながら
何度も何度も最奥を突かれる。
三ツ谷の荒い息が鼓膜を揺すり
その官能的な刺激がランの下半身にますます熱を持たせ、強く締め付けをおこした。
「くっ…あっ… ランっ…やべぇ…」
「たっ…隆っ…」
「んぁ?…俺もうダメ、かも…っ、イきそっ…」
「あ、あのねっ…んっ…
ご、ゴム!…してないっ、よ」
「夢の中くらいいーだろ」
なんとまだ三ツ谷は夢の中だと思っているようで
激しく腰を打ち付けてくる。
「ちがっ…夢じゃっ…」
あれ…?
もしかしてこれって…
実は本当に夢…???
私も夢見てるとか…?
けどっ…万が一これが現実だったとしたらっ…
「たっ、隆あのっ、そ、外に出してねっ?」
「ぐっ…え?なんで」
「なんでもっ!」
「うっ…っは!…っ…」
一際強く腰が揺れたその瞬間、
すぐさま抜けたそこから勢いよく白濁が吐き出され、ランの腹にかかっていった。
はぁはぁと荒い呼吸を繰り返す三ツ谷が
パタリと横に転がった。
ランも肩で呼吸をしながら
これが夢か現実かを考える。
しかし、ジンジンする下半身と
火照った体の感じが
あまりにもリアルだったため
やはり現実なのだと判断した。