• テキストサイズ

progress ~東リべ卍~R18~

第28章 recollect*



「ご…ごめん…本当に…」

「え?ふふっ…そんなに落ち込まないでよ」


多分大丈夫。
生理終わったばっかの時期だし。


そう心の中で呟きながらも、
三ツ谷に少し意地悪してみたくなった。


「もし…その…できちゃったとしたら…
どうしたらいい…かな?」


眉をひそめてそう問えば、
三ツ谷は頭を抑えながら心底困ったようにため息を吐いた。


「・・・」


あれ……
やっぱり堕ろす一択…かな?

そうだよね…当たり前じゃん!

そう思いながらランは急いで冗談だと言おうと口を開いた。そのとき……



「…もちろん、責任とるよ…
ランが産みたきゃ産んで。
したら俺、ぜってぇ良い父親になれるよう努力するし…ぜってぇ子供に苦労させねぇように寂しい思いさせねぇように、頑張るからさ…。」



その言葉に、ランは目を見開いて固まってしまった。



「…… ラン?……あ、いや…
そりゃどうするかはランに任せるよ?
無理に産めとか言わねーし。ただ俺はランの体のことが心配なだけでっ」


「ふふふふふふっ」


「?!」


「隆…大好き!!!」


ガバッと抱きついて
三ツ谷の唇を自分から奪った。


驚いて強ばっていた三ツ谷だが
ランの後頭部に手を回し、濃厚なキスに変える。
そのままランを押し倒してキスをしながら覆い被さった。
/ 996ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp