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progress ~東リべ卍~R18~

第27章 reflex



「まだ終わってねぇぞ東マン!!
九井!外の兵隊呼んでこい!外にいる黒龍精鋭100人が相手だ!てめぇら全員ここから帰さねぇ!ここで終わりだ!俺は誰にも負けねぇぞコラァ!!!」


「…大寿…黒龍は強いよ。
でも時代は創れねぇ。」


万次郎は静かにそう言って大寿を見据えた。


「お前は喧嘩が強ぇだけ。心がねぇ。」


大寿の目が恐ろしいほど見開かれ、
呼吸が荒くなっている。


「東マンは時代を創る。黙って見とけ。」


「っ!おい!九井!兵隊はまだか!
早くしろ!!何してる?!」


九井は茫然と外を見つめて立ち尽くしていた。


「ボス…」


「あん?!」


「俺らの負けだ…」


「?!離せ乾!!!」


バタバタと大寿が外に出て、
信じられないその光景に目を見張った。


「…何が…起きた…?!」


100人の隊員は全員ぶっ倒れていた。
それを前にして階段に腰掛けているのは


「…堅!!」


「ん?おー、ラン。全員無事か?
つぅかお前…大丈夫だったのかよ?」


「うん、なんとかね!」


「そっちはもう終わった?
マイキーに伝えてくんない?
こっちは終わったって。」


「すごー…1人でやっつけちゃったの?」


「まぁな。さすがに疲れたぜ。
お前いりゃもっと早く終わったんだけど」


「はは、相変わらず堅もバケモンだね」


「お前に言われたかねぇけどな。
あ、ケーキ美味かったぜ。でも去年のブッシュなんちゃらのが俺好み。」


「食っといて文句言うなよ」


一緒に肩を支え合いながら教会の中に入る。
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