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progress ~東リべ卍~R18~

第27章 reflex



「「?!?!」」
「え…?」


万次郎が一瞬にして殴り倒されてしまった。


誰もがその光景に目を見張る。


その時、時計の針は0:00を指し、
ゴーンゴーンゴーンと鐘が鳴った。



「はっはっは!!聖夜の鐘まで俺の勝利を祝福してる!!無敵のマイキー破れたりぃぃぃ!!!ははははは!!!」


ランは呆然と
横たわっている万次郎を見つめる。


……うそ。絶対うそ。
あんなの万次郎なら避けられたはず。


「大寿…てめぇぇえ!!!殺す!!!」


「待って隆!!」


ブチ切れて大寿に迫っていく三ツ谷に叫んだ時、スクッと万次郎が立ち上がった。


「聖夜は終わった…」


口から血を流して若干ふらついている。


「もうやめとけ、佐野万次郎。
てめぇとボスじゃあレベルが違う。
お前はボスの覇道に転がってる小石に過ぎねぇ」


そう声に出したのは乾青宗だった。


「今日1番の力でぶん殴ったんだけどなぁ
さすがに1発じゃ沈まねぇか」


大寿がニヤリと笑ってまた攻撃しようと向き直る。
万次郎はジィっと真剣な顔で睨み上げている。


「マイキーくん…」

タケミチは目を見開いて冷や汗を流していた。


なんとか立ち上がったけど
ぜってーやべえ!

さっきも変なこと言ってたし…
やっぱり立ち直ってないんだ!!

大切なモノを立て続けに失ったから!

…そしてなにより

柴大寿……!!

別格すぎる!!!!!!



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