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progress ~東リべ卍~R18~

第27章 reflex



ドンッと扉が開いた。


「メリークリスマス」


ランと同じ登場の仕方をするマイキーに
皆目を見開いた。

首には、ランがあげたマフラーが巻かれている。



「こんな日に何やってんだよお前ら。」


呆れたように笑って見渡している。


「… ラン〜、ケーキ美味しかったよ♡」


「そ…よかったね…」


「無事だよな?」


「うん…無事だよ。」


「じゃー殺さないでおく」


ニッコリ笑った万次郎に、ランは安堵したようにため息を吐いた。
すると、三ツ谷が口を開いた。


「マイキーすまねぇ…
俺のせいでこうなった。
自分で作った和平協定、自分で破っちゃ世話ねぇよな。見ての通り黒龍と揉めちまった。」


万次郎はしばらく沈黙したあと
うっすら笑みを浮かべた。


「兄貴が気づいたんだ。
お前のインパルスの音に。」


「…え?」


「そしたら場地がね…、こんなにコールがうめぇのはぜってぇ三ツ谷だって…。」


言ってる意味がわからなくて皆唖然としている。
しかし、万次郎の表情は穏やかだった。


「でね…、ランのブラバの音は相変わらず風みてぇに早ぇ。って場地が。」


「マイキー…?なに…言ってんだ?」


「2人がここに導いてくれた…。」


そう言って万次郎は大寿に近付いた。


「てめぇが無敵のマイキーかぁ?!」

「なんで邪魔すんだ?」

「あ?」

「またみんなで走りてぇだけなのに…」


万次郎が無の表情になり、
一瞬にして空気が変わった。



「三ツ谷もランもいなくなっちまったら…
兄貴も場地も悲しむだろ?」




ゴドンッ!!!


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