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progress ~東リべ卍~R18~

第6章 recall



パトカーの音がしてきた。


「ヤベエ!サツだ!逃げるぞ一虎!!」


「全部…マイキーのせいだ…だから…」


「……?…一虎?」


「マイキーを…殺さないと…」


「?!」


そこに、かつての一虎の面影はなかった。
ゾクッと鳥肌が立つくらいの奇妙な殺気を纏い、動かず、明らかに正気を失っていた。




ガバッ

場地は、涙を流して一虎を抱き締めた。



「そんな悲しいこと言うなよ…
この先どんな地獄が待ってても、
俺は最後まで一緒だから!!」








そして…
2人はたちまち駆けつけてきた警察に取り押さえられた。



<通報のあった店で不法侵入の少年2人逮捕!!
心肺停止の1名を救急搬送!!
店主の佐野真一郎さんと思われます!>



なんで…なんでこんなことに…
そうだ…これはきっと悪い夢だ…



「場地!!!」


パトカーに乗る寸前に聞こえた声に顔を上げると、目を丸くした万次郎とランが立っていた。
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