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progress ~東リべ卍~R18~

第6章 recall




「真一郎くん!!真一郎くん!!」


場地が泣き叫ぶように呼びかけるも真一郎は微動だにしない。


「マイキーの……兄…貴…?」


「どうしよう…真一郎くん…息してねぇよ…」


「嘘…だろ?この人が…マイキーの兄貴…?」


「俺らが盗もうとしたバイクは…マイキーの兄貴のバブだったんだ……どうしよう一虎…マジ息してねぇよ…真一郎くん…どうしよう…」


「…俺じゃねぇ…俺は…殺してねぇ…」


「そうだ…っ…救急車!」


「マイキーの兄貴を俺が…俺が殺すわけねぇ…」


「救急車呼んで逃げよう!一虎!」


「マイキーのためにやったのに…なん…で…」


一虎は震えながらブツブツ何かを言っている。


「おいっ、一虎!」


正気を失っているように見えた。
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