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progress ~東リべ卍~R18~

第27章 reflex




万次郎は、ドラケンをバブの後ろに乗せ、
雪の中を颯爽と走っていた。


「…なぁなぁケンチン?」


「あ?」


「さっき三ツ谷のインパルスの音しなかったー?
あとランのブラバの音も。」


「あ"ん?このクソさみぃ中走ろうってバカお前以外いねーよマイキー。だいたいアイツらって今日一緒に過ごしてんだろ?
仲良く三ツ谷んちいんだろ。」


「一緒にどっか行ったのかなー?」


「どこへだよ、雪も降ってんのによ。
気のせいだろ。」


「…気のせいか!」


「早く帰ろうぜ!
ランの作ったケーキ食いてぇ」


「なんか朝からいろいろ作ってたな〜
こんな時間だし、エマ全部食っちゃってなきゃいーけど」


「だからとっとと行くぞ!」


「エマに会いてぇなら素直にそう言やぁいーじゃん」


「あ"ん?!なんでそーなんだよ?!」



万次郎のしているランにもらったマフラーがドラケンの顔にバシバシ当たっている。

それを顔を顰めて掴みながら、ドラケンは万次郎を急かした。


雪がこんこんと降り積もる
ホワイトクリスマスの夜は
街は思いのほか静かだった。
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