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progress ~東リべ卍~R18~

第25章 rat



「なんだこの部屋!ラット(裏切り者)くせぇなぁ」


「え?!…ココくん…」


九井一と、その他に黒龍の男が
2、3人後ろについていた。


稀咲 「チッ」
千冬 「おいおい早速バレてんのかよ」
半間 「あーあ。ダーリっ」


「この前のラット可哀想だったな。
耐えられなくて自殺したっけ?」


「ちっ、違うんすよ、ココくん!
俺はただっ」


「拷問けってーい☆
このカス連れてけ。」


「「うっす!!」」


男は泣き喚きながら引きづられていってしまった。

そして九井は薄気味悪い眼光を皆に向けた。


「さて!どーするぅ?」


「…争うつもりはねぇよ」


そう稀咲が言うと、九井はテーブルの上の金を見下ろして口角を上げた。


「10万だ。
10万でテメェらの知りてぇことを教えてやる」


稀咲は表情一つ変えずに金を九井に渡した。


「大寿が1人になる時が知りてぇ。」


「ボスが1人になることはない。常に兵隊を5人は連れてる。一日を除いてな。」


「それはいつだ?」


「12月25日だ。ボスはああ見えて熱心なクリスチャンでね。クリスマスの夜は毎年教会に礼拝に行く。必ず1人でね。」


その言葉に、タケミチの鼓動が跳ね上がった。

12月25日って…クリスマスって…

確かランさんが死ぬ日じゃ?!

これって何か関係があるのか?!
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