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progress ~東リべ卍~R18~

第6章 recall



「手順はこうだ。まず裏口を割って中に侵入。警備会社の警備員が駆けつけるまで約10分。
その間にバブのチェーンロックぶった斬る。鍵は差しっぱだったの確認してる。
表のシャッター開けて外に出して、そのまま乗って逃げる。楽勝だろ?」


「ばか!そーゆー問題じゃねぇよ!盗みはやべえって言ってんだよ!」


そう言いながらもついてくる場地に、一虎は笑った。


「なんだかんだ言ってさ、いつも付き合ってくれるよな」


「・・・」



「よーし!行くぞ」


ガシャン!!!


窓ガラスが割れたが、
辺りはシーンとしている。


「あれ…?警報鳴んねぇな。
まーいっか。ラッキー。行くぞ」


「本当に行くのか一虎っ!」


「静かにしろよっ。もう店の中だぞ?」


「っ…本当にいいのか?この先はもう引き返せねぇぞ?」


「うっせぇなぁ…こっちか?ん?
見ろよ場地っ。コレだ!バブだ!」


その部屋にはズラっとバイクが並べられており、外から見えたバブもあった。


「バブだ!」

「…かっけぇ……」

「よく見るとこれ新品じゃねぇな。」

「あぁ、メンテ中のバブだ。
…すげぇカスタム…ホイール太っ」


場地はCB250を前に、つい目を輝かせてしまった。
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