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progress ~東リべ卍~R18~

第24章 revere*



「…ま、いいや。隆みたいに思いやりのある子に育ってくれれば。それに…私は隆のモデルとして有名になってるだろうから、子供産んでる暇なんてないかもだしね!」


その言葉に、三ツ谷はハッと目を見開いて手を止めてしまった。


「さてと…。じゃーそろそろハンバーグ煮込もうかな。」


「あぁ、いいよ、俺がやる。
ランはマイキーとテレビでも観てろよ」


「ほんと?じゃーお言葉に甘えて。」


フフっと笑って手を洗い、離れていくラン。
たちまち万次郎とリモコンの奪い合いをしている声が耳に入ってきて目を細めた。


大人になって、いつかさっき言ってたみたいな未来が本当にきたら…

マイキーとかドラケンとか…
みんなも幸せにしてるかな。

一緒にまたひとつの場所に集まって
笑ってたり…すんのかな。



しばらくして、ブーブー言っている万次郎も手伝わせて、3人でポトフと煮込みハンバーグ、そしてポテトサラダや飲み物を並べていると、エマが帰ってきた。


「ごめんラン!!手伝えなくて!!
学校の補習ぜんっぜん終わんなくてさ!!」


「あーエマおかえり。大丈夫だよ。
隆が手伝ってくれたの〜!!」


「あ!三ツ谷くん!」

「ちっす。」


「じゃあ私、おじいちゃん呼んでくるね」

そう言ってランは足早にリビングを出てってしまった。
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