第24章 revere*
タケミチ「マイキー君。一旦落ち着いて考えましょう!
これでも食べて!!どら焼きです!どうぞ!!」
万次郎はそれを受け取るとポイと横へ投げ捨てた。
万次郎「いらね。邪魔。」
タケミチ「へ?!」
ドラケン「ふざけてんのかてめぇ!!」
タケミチ「へ?!?!」
千冬がマイキーくんの好物がどら焼きだっていうから言う通りにしたのに?!
千冬が、どら焼きならこれが1番美味い!って言って買ってきてくれたやつなのに?!
まさかのポイ捨てだよ!!
どうしてくれんだよ千冬!!
万次郎「弐番隊のことだ。三ツ谷が決めろ。」
すると三ツ谷が立ち上がり、ゆっくりと歩いてきた。
八戒「タカちゃんごめん…もう決めた事なんだ…」
三ツ谷「そんな顔すんな八戒。わかってっから。」
八戒「タカちゃん…!!お世話になりました!!」
八戒は三ツ谷に対し深く頭を下げた。
三ツ谷「…は?何言ってんだ?俺は認めねぇよ」
バッと八戒が顔を上げると、三ツ谷は微笑んでいた。
三ツ谷「大寿に会わせろ」
八戒「…タカちゃん……」
*
こうなってはなにがなんでもついて行くしかないとばかりにタケミチも千冬もついて行った。
三ツ谷に、なんでお前らまで来んだよ等々言われたわけだが、ことの運びようによっては未来が大きく変わってしまう。
こと細かにこっち(過去)の実情を把握しておく必要があった。