第24章 revere*
スマイリー「ランはそーゆーの多いな。結局どのチームもランが欲しいってことか。」
半間「ハハッ、ダーリっ♡」
ムーチョ「つぅか…黙って見過ごしてんなよ三ツ谷」
三ツ谷「親友の家へ行くなっつーほうがおかしいだろ」
万次郎「ランはどこにもやらねぇよ。絶対に。」
静かだが殺気の籠ったような万次郎の言葉に、全員口を噤んで口角を上げた。
ムーチョ「で?おい八戒。てめぇ、
黒龍の回し者なんじゃねぇのかコノヤロウ」
スマイリー「アタマの弟だしなぁ?!」
ムーチョ「それを隠してやがったしなぁ?!」
タケミチ「ちょ、ちょっと待ってくださいよ、八戒はそんなつもり…」
ムーチョ「てめぇは黙ってろ!!」
八戒がスっとその場に座り、頭を下げだした。
八戒「言い訳するつもりはねぇ。煮るなり焼くなり好きにしろ。奴と兄弟である時点でその覚悟はしている。
だから……」
八戒は突然声を張り上げた。
「総長!東京卍會 弐番隊副隊長 柴八戒
本日をもって東マンを辞めさせていただきます!」
シンと静まり返り、
全員の真顔が八戒に集まる。
万次郎「……それでいいのか?」
タケミチ「ちょっと待ったぁぁあ!!」
声を張り上げたタケミチは、千冬との計画を遂行することにした。