• テキストサイズ

progress ~東リべ卍~R18~

第24章 revere*




ランの今日の精密検査には、
なぜかアングリーが付き添っていた。


「ねぇなんでソウヤがついてくるの?
私一人で大丈夫だよ?」


「いーじゃんか別に。俺今日暇だし。
それに、マイキーや三ツ谷たちにもついてくように言われてんだよ。つまりは護衛だよ。今日はみんな幹部会議だからね〜」


「そうみたいだね…
でも別に護衛なんてしてもらわなくても…」


「何言ってんだよ。なんかあったら大変だろ?」


「…そっか。ありがとう」


みんな心配症だなぁ…
と思いながらため息を吐く。

しかし、実際まだたまに頭痛や目眩が起こることが多々あることは確かで、ラン自身も少し不安に思ってはいた。


会議にも出席したかったなぁ…
みんな何話すんだろ?
八戒も…どうなるんだろう?

そもそもこうなったのって全部自分のせいだ。

なんでタケミチを連れてっちゃったんだろう

あそこらへんが黒龍の縄張りだって
わかってたのに…

柚葉たちが家に誘ってくれたから
大寿はいないとばかり思ってついうっかりなんて
そんなのなんの言い訳にもならない…


そして病院の前に着くと、
なんと今度は春千夜がバイクと共に佇んでいた。


「え!!なんで春千夜までっ…」


「お疲れ様です、ランさん」


ニッコリ笑ってそう言われ、
どこまでみんな心配症なんだと思ってしまった。

けれど、どれだけ自分が東マンに愛されているのかを知って、胸が熱くもなった。
/ 996ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp