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progress ~東リべ卍~R18~

第24章 revere*



「なんとなく気付いてた…」


その思いがけない言葉に目を丸くする。


「え?」


「考えて見りゃあお前は変なとこが多いし、いつもと雰囲気違う時があったし。」


「…えっと…それは……」


「お前は場地さんが死ぬことを知ってたんだな。
だからあんなに必死だった。」


「…ああ…知ってたのに止められなかった。
場地さんを…救えたのに…」


「……だからランさんもあんなふうに…」


千冬は以前、場地の墓前で項垂れていたランを思い出した。


「でも…すげぇなお前…
長いこと1人で戦って来たんだろ?
誰も褒めてくんねぇのに…。
胸張れよ、タケミっち。大事なのは結果じゃねぇ。」



その言葉に心臓が射抜かれる思いがした。

涙が零れ落ちそうになる。



「誰も見てねぇのに逃げずに戦った。
俺はお前を尊敬する。」



"タケミチ、今までたった一人で頑張ってくれてたんだね…凄いよ。ありがとう。"

"東マンのために、たくさん命張ってくれたタケミチは、立派な東マンメンバーだよ。"


ランさんといい、千冬といい…

なんなんだよ……



「信じて…くれるのか?
こんな嘘みてぇな話……」



「当たり前だバカ!!
相棒だろ?」



「!!」



千冬の笑顔にボロボロと涙を流す。



「くそっ…泣かすなよ…!」


「ハハッ、お前の涙腺ガバガバだな!」


千冬…!!
こいつに話してホントに良かった!!

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