第23章 rebel
「お前らさ…
1番黙ってらんねぇのは、1番ぶっ殺してやりてぇって思ってんのは、誰だと思う?」
その言葉に、皆口を噤んで三ツ谷に視線を移した。
「そいつは今、どうしてる?どんな気持ちでいると思う?」
三ツ谷は黙ったまま俯いていて微動だにしない。
しかし、拳が震えていた。
「三ツ谷は…きっとここにいる誰よりも堪えてる。
どんな思いでお前らを止めたと思ってる!
てめぇ(自分)の女傷つけられてんだぞ!」
その言葉と三ツ谷の姿に、誰も何も言えなくなった。
そのとき…
「そう。だから黒龍とは近々ヤることになるだろう」
万次郎が静かに言い放った。
「つーことだから、お前ら散れ。
暑苦しいったらありゃしねえ。
ランも休めねぇだろ。」
そうドラケンが言い、
ランが皆にお礼を言ってなんとか隊員たちは病室を出ていった。
すると今度は河田兄弟、そしてムーチョと春千夜が入ってきた。
「次から次へと……ったく…」
ドラケンがウンザリしたように顔を顰める。