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progress ~東リべ卍~R18~

第5章 refine



疲れを知らない5人が汗と海水とも分からないビショビショ状態でいると、


「おーい!」


マイキーの声が聞こえた。



そして、隣に立っている傷だらけの場地に目を見張り、急いで駆けつける。


「どーしたの!圭介!」

ランはバッグから消毒液とテープをとり、場地を治療していく。


「いっ…」

「ごめん染みるよね…」

「大丈夫だ。たいしたことねぇ。
ありがとなラン。」


その後の話に一同唖然とした。


「マイキーのホーク丸、もうねぇのかよ!」


「悪ぃ。俺のせいだ」


「「お前のせいじゃねぇよ!」」


全員の声が重なった。


「そう、場地のせいじゃねえ。それに、ホーク丸のことはいいんだもう。場地が無事だったわけだし」


万次郎のその言葉に皆押し黙った。


「そうだよね。圭介が無事で本当によかったよ!それにそいつら全員叩きのめして来れたんでしょ?」


「おう!あったりめーよ!」


「あー俺もボコりたかったァー」

血の気の多い一虎は険しい顔をした。


その後、海水浴をする万次郎たちを放っといて、ランはずっと場地の隣にいた。


「俺に気ぃ使わず、お前も泳いできていいんだぜー?」

「さっき散々泳いだもん。それに、そんなことよりあんたのほうが大事だよ」


場地は一瞬目を見開いてから切なげに笑った。


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