第22章 rapidly
全員「「え!?!?」」
なんと万次郎の顔に落書きを始めた。
そしてランはたちまち笑い出す。
三ツ谷「ちょ、ちょっと待てラン」
八戒「殺されるぞ…」
ぺーやん「やべー。もっと距離取ろ」
スマイリー「マイキーの罰ゲームになってね?」
アングリー「みんな逃げて!」
ドラケン「ぎゃはははははは!!!」
ランはパシャパシャ写メを取りだした。
ランのフォルダは、昔から万次郎ばかりになっている。
万次郎のおもしろ写メを撮るのは一種の趣味だ。
ランとドラケンの笑い声
そして写メの音に異変を感じたのか、
うっすら万次郎の目が開いていった。
万次郎「……ん?」
「あ!やっと起きたぁ!」
万次郎「あ…れ…?…せっかく気持ちよく寝てたのに…誰だよ起こしたのー…はーもー…」
皆がビクビクしながら押し黙る。
万次郎「…お前だな、ラン」
「おう。なんか文句あっかよ」
万次郎の寝ぼけ顔にピキンと青筋が立った。
そのとき…
突然エマが入ってきた。
エマ「わあー!みんないる〜!ドラケンもいるー!
ねぇラン!なんで知らせてくんなかったの?!
これなら友達の誘い断って真っ直ぐ帰ってきたのに!」
エマも皆と鍋を囲みたかったらしい。
「あーごめんごめんエマ。」
苦笑い気味で謝るランを睨んだ後、
隣にいる万次郎にようやく気がついたらしい。