第22章 rapidly
エマ「…え……誰その人。」
ドラケン「どっからどー見てもお前の兄貴だろ」
エマ「っえ。うそ……っぶ!ブァハハハハ!!」
万次郎「?…は?なに?」
「よーしみんなで写メ撮ろ〜!
エマ撮って〜!」
エマ「うん!いいよ!並んで!」
1人だけ不機嫌そうに疑問符を浮かべ、わけわからないというような顔をしている万次郎を全員が囲む。
エマ「いっくよー!はい!チーズ!!」
パシャパシャ
「エマと堅のも撮ってあげる〜♪」
エマ「わーい!」
ドラケン「っ!お、おいっ」
狼狽えるドラケンとエマの写メも撮る。
それを境に、みんなで写メ大会になってしまった。
ランは一人一人とも写メを撮りまくり、もちろん三ツ谷とのツーショットも撮った。
考えてみたら、三ツ谷と写メを撮ったのは初だった。
「これ、待ち受けにしちゃお〜」
八戒「おい!真似するなぁ!」
「なによ!あんたは隆オンリーの写メなんだからいーでしょ!だいたい隆は私のもんなんだから!」
ランと八戒の睨み合いが始まると、三ツ谷が携帯をかざした。
三ツ谷 「3人で撮ろーぜ。俺はそれを待ち受けにするわ」
なんだかんだ、結局、3人はそのスリーショットをお揃いで待ち受けにした。
万次郎「ねぇ…なんで皆俺に写メ見してくんないの?」
全員「「・・・」」
その後、結局万次郎には落書きがバレて、万次郎とランの大乱闘と、それを止める皆の奮闘が夜中まで続いてしまったのだった。