第22章 rapidly
ドラケン「じゃーそこにいつまでも転がってる奴を起こすのはどーだ。」
ドラケンが指さした先にはいびきをかいて気持ちよさそうに爆睡している万次郎がいる。
万次郎はかなり寝起きが悪いので
それを知っている皆は引き攣った表情になる。
「何やってもなかなか起きないと思うけど…」
ランが万次郎に近づくのと同時に、
皆は少しずつ離れていく。
三ツ谷「き、気を付けろよ、ラン」
ドラケン「はははははっ」
八戒「タカちゃんの後ろに隠れとこ」
ムーチョ「おい、あんまくっつくな」
ぺーやん「だってマジこえーんだもん」
春千夜「・・・」
アングリー「みんな危ない。もっと下がって。」
「おーい!万次郎〜!!」
トントンと肩を叩くが当然起きない。
全員「・・・」
「こら!起きろ万次郎!」
今度は大きく体を揺する。
全員「…っ……」
ぐーすか無反応な万次郎に、ランのイライラが次第に募っていく。
「おいこら!起きろ!いつまで寝てんだ!この寝坊助!」
ドンドンと叩き始めるランに流石に皆顔を強ばらせる。
「あー、こーなったらあれかな。」
そう言って、なんとランはマジックを持ってきた。