• テキストサイズ

progress ~東リべ卍~R18~

第22章 rapidly



春千夜「えぇ…マジですか」


次は春千夜がドラケンから引く番になり、
なんとも言えない空気が流れる。

万次郎のいびきだけが部屋に響いていた。


春千夜「…っあ。よかった。」


その反応は、ババを引かなかったということだろうか?
ムーチョがあからさまに苦い顔をした。


ムーチョ「バカか、てめぇは。馬鹿正直な反応すんじゃねえよ」


春千夜「すみませんつい…。はいどうぞ。」


今度はムーチョが春千夜から1枚引いた。

すると明らかに一瞬目を見開いてカードを見つめたのがわかった。
そしてニコニコ顔の春千夜をギロリと睨む。
すなわちそれは、実は春千夜がババを持っていて、ムーチョがそれを引いたということだ。


三ツ谷「くそ面白くなってきたじゃねぇか」


ドラケン「ああ。皆なんだかんだ分かりやすすぎだな」


ランもついクスクス笑ってしまった。


ぺーやん「うぅ…なんなんだよ皆。余計にキンチョーしちまうじゃねえかよ」


八戒「ごちゃごちゃうっせーのぅ。とっとと引いてくれよ」


ぺーやん「てめぇ!いい気になってんじゃねぇぞ柴ぁ!」


「もう喧嘩?勘弁してよ。早く引いて」


そんなこんなでグルグルと繰り返していく。


スマイリー「・・・」


三ツ谷「…お前の顔が1番わかりづれぇわ」


スマイリー「はよしろや。三ツ谷。」


確かにいつもニコニコ顔で表情の変わらないスマイリーが1番分かりづらいかもしれない。

眉間に皺を寄せながら三ツ谷が引いた。
/ 996ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp