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progress ~東リべ卍~R18~

第22章 rapidly



「こっちでいろいろ変えて試していかないと
分からないじゃない?
どうすれば良い未来に繋がるのか…」


「はい…確かに…。」


「とにかくね、根拠の無い話は私の口からも言えないの。万次郎は夢を叶えるために突っ走ってる現実主義者だから、決定的な何かがないと私も動けない。」


「・・・そうですよね。」


タケミチはバッと顔を上げて目を開いた。


「わかりました!
もう一度、未来がどうなってるか、
ちゃんと見てきます!!」


「うん、よろしくね。待ってるから。
タケミチにしか、できないから。」


ランの真剣な眼光をまっすぐ見つめて強く頷く。



「おーい、ラン!
帰るぞ〜っ」


万次郎の声に、ランが視線を移す。


「あー、今日は万次郎、私のブラバの後ろに乗ってきたんだった。
じゃあタケミチ、また必ず連絡して?」


そう言って手を握ったあと、ランは万次郎たちの元へ行く。


「みんなで飯食い行こーぜー」


「それならみんなでうち来て鍋パやんない?
冬だしさぁ〜!キムチ鍋がいーなー!」


「おっ!いーねいーね!」
「じゃーランとマイキーんち集合!」

ランがメンバー集めを始めた。

タケミチも誘われたが、すぐ未来に行きたかったので断った。


この人たちが未来で幸せにしてるといいな…
絶対に……


そう思いながらタケミチは踵を返した。
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