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progress ~東リべ卍~R18~

第22章 rapidly




「血のハロウィン…
バルハラ約300 VS 東マン約150
この圧倒的不利な状況の中、お前ら一人一人の頑張りで勝利を掴み取った。」


万次郎の声が静かに響く。


「負けたバルハラの副総長…
半間修二から挨拶がある」


半間が真顔で1歩前に出た。


「バルハラの半間修二だ。
バルハラはずっと頭がいなかった。
だから、この戦いに敗けて東マンの下につくことにした。
バルハラは東京卍會の傘下に下る!!」



その言葉に、一気に場がざわつき始める。


「え?!バルハラ300人が東マンの傘下って…」
「つまり東マンが450人に?!」
「すげーな東マン!」
「どこまで膨れ上がんだ?!」
「東マンバンザーイ!!」

「「東マン!!」」 「「東マン!!」」 「「東マン!!」」



たちまち東マンコールが響く中、タケミチは一気に焦り始める。


ちょっと待って…
傘下ってそれ…合体するのと同じじゃねぇか!

血のハロウィンでマイキーくんは一虎くんを殺さなかったし、東マンは勝った…
なのに……



「今回、俺とマイキーを繋いでくれた奴がいる!
そいつのおかげでこの話が成立した!
前に出てきてくれ!稀咲鉄太!!」


半間が声を上げると稀咲が前に出てきた。


「また…失敗…かよ…?!」


タケミチは顔面蒼白になる。


乗っ取られる!!
これじゃあまた凶悪化した東マンになっちまう!

場地くんが命を懸けて守ったのに!
東マンが稀咲に乗っ取られちゃう!


くそ!!ランさんはどう思ってんだ?!


視線を走らせると、ランは無の表情のまま階段の隅に腰掛けていた。
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