第5章 refine
「あぁん?」
「そんなにその原チャが大事なん?」
「ただの群れが…単車転がす資格もねぇ…」
「んだとコラァ!!」
「ガキがァ!!」
「ぶっ壊しちまえ!!」
男たちは一斉に場地に飛びかかろうとした。
そのとき…
「おいっ」
振り向くと、万次郎が立っていた。
「海パン忘れちゃったよ〜」
そう言って歩み寄ってきて、ホーク丸を思い切り蹴り飛ばした。
ガッシャーーーン!!!
「「え?!?!」」
「なんで自分で?!マイキーっ」
ホーク丸は遠くに飛んでいき、ガタガタにぶっ壊れてしまった。
意味のわからない状況に場地も唖然とする。