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progress ~東リべ卍~R18~

第20章 rage



"ばーか。俺はお前残して死なねーよ!
俺はランのこと……いや、なんでもねぇ。"

"とにかく俺は、将来お前を世界一有名にするモデル事務所創るんだから!"


"えっ!なんでそんなこと知ってるの?!"


"三ツ谷から聞いた"


"じゃあ圭介、約束しよ!何があっても私残して死なないって。ゆびきりね!"


"ふっ。おーけー。ゆびきりな!お前も夢叶えるまで、俺残して、ぜってー死ぬなよ!まぁ俺が死ぬ気で守るけどな!"



「私は1度だって忘れたことないよ…
圭介は…守れない約束はしない男でしょ?」


その時、千冬はさっき自分で言った言葉を思い出した。


"あの人はできねー約束しねぇんだよ!"



「だから…圭介っ…大丈夫だよね…絶対。」


そう言ってランは立ち上がり、場地から離れると、万次郎の元に歩いた。



「万次郎!!!」


その声に、一瞬だけ万次郎は止まったが、
またすぐに一虎を殴るのを再開した。



タケミチの言ってた未来になっちゃう…
このままじゃ万次郎は一虎を殺しちゃう…

私しか止められない…!
私にしか…万次郎は…!



「万次郎!!やめなさいってば!!」


ランは万次郎の肩を掴んだ。

しかし、全く気付かないような様子で続けている。


「万次郎!!!」


必死で背中にしがみつく。


「うるせぇ…離れろ。」


バッ!!


思い切り振り払われてしまった。
それでもランは、何度もその背にしがみついた。
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