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progress ~東リべ卍~R18~

第20章 rage



「喧嘩はもう終わりだ」


その言葉に半間が出てくる。


「は?おいおいおい喧嘩は終わりぃ?!
ナメてんのかマイキー?
そんなのてめぇの決めることじゃねーだろーが」


ドンッ!!

一瞬にして半間は蹴り倒された。


「ほら、終わった」



「半間さん…?!」
「う、嘘だろ?!」
「半間さんが一撃…?!」
「インチキだろ!なんかのイカサマだろ!」


その場にいる全ての者が戦慄する。
万次郎のあまりの冷酷な空気に誰もが冷や汗をかいた。


「逃げろ!!殺されるぞ!!!」


誰かの声によって、バルハラの大半が逃げて行く中、一虎と万次郎が向かい合った。


「人は誰しもが裏切る…
終わらせようぜマイキー
てめぇが死ぬか、俺が死ぬかだ。」



ドガっ!!


マイキーの目にも止まらぬ速さの一撃を食らった一虎は倒れ込んだ。


「大事なもん壊すしか脳がねぇなら、
俺がここで…壊してやる。」


ドガっ!!
バゴッ!!


万次郎は馬乗りになって一虎を殴っていく。


「壊すことしかできねぇならよぉ…
俺が壊してやるよ一虎ぁ」



ドガっ!!
ドガっ!!



「まっ、万次郎!!やめて!!」


我を失っているように無の表情の万次郎はランの声すら耳に届いていないようだ。



「マイキー…」
「マイキーが一虎を殺しちまう…」


ドラケンや三ツ谷でさえもその場から動けなくなっている。
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