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progress ~東リべ卍~R18~

第20章 rage




「へぇー、お前らも稀咲を?」


「はい。一緒に闘わせてください!」


ガッ!!
ゴッ!!



「なんで…1人でやる必要ないじゃないですか!」


自分たちを殴ってまで止めてくる場地の無の表情に2人は怯む。


場地は何も言わずにスっと真横を通り過ぎていってしまった。


「マイキーとランを頼む」


「…!!」


背後の場地から、確かにそう聞こえた。



「さて…
参番隊50人 VS 俺。
上等、上等!」



「いくら場地くんでも、50 VS 1 は…」


しかし場地はみるみる敵を殴り倒していく。


「うぉっ?!つ、つえぇ!一瞬で4人も?!」


「舐めんなよタケミっち。
場地さんは稀咲をやるって言ったろ?
あの人はできねー約束しねぇんだよ!」



あっという間に稀咲に辿り着いた場地に、ランも目を見張る。


「稀咲ぃ、チェックメイトだ!」


「…っ!…やれるもんならやってみろ!」


ガタッ…ー


「圭介っ?!」


「くそ…ここまでか…」


場地がその場で崩れてしまった。

ランは急いで駆け寄り、場地の上半身を抱き起こす。


「圭介!!圭介!!」


どういうこと?!
さっき遠くで一虎が見えたけど、
あの時やっぱり一虎が何かしたってこと?

でも圭介は普通に戦っ…


ハッとした。


「血…血が……」


よく見ると、
大量の生暖かい血がみるみる自分の手を染めていた。

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