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progress ~東リべ卍~R18~

第20章 rage



「一虎ぁあ!!逃げ回るだけかぁ?!」


ドドっ!


一虎を追いかける万次郎は、バルハラ幹部の2人に邪魔をされた。



「どーしたマイキー?膝なんてついてよぉ」


「すげぇ。不意打ちなのにガードしたぞ」
「気ぃつけろチョンボ。やっぱこいつ強ぇし」


「一虎てめぇタイマンも張れねぇのか?」


「タイマン?誰がそんな約束したよ?
こいつらは対マイキー用に用意した、俺のいた少年院で最強だった喧嘩のエキスパートだ。」


「よーく観察したぞぉマイキー」
「強ぇ奴なんて大概ウワサだけだろ」


幹部のチョンボとチョメと言われる男たちはニタニタ笑っている。


「なんでてめーをここに誘い込んだと思う?
この足場の悪さじゃあ、てめーの自慢の核弾頭みてぇな蹴りもうまくキマんねぇだろー?」


一虎の言う通りで、今いる場所は山のような廃車たちが足の踏み場になっている。


ドンッ!!
ゴッ!!
ガガッ!!


「あれっ?2対1でこれかよー!」
「こいつマジすげーな!でも…!!」


2人に強く体を押さえつけられた

その瞬間…


ゴキッ!!



一虎によって、思い切り棒で頭を打たれた。



「マイキー!!!」
「マイキーくん?!」


誰もがハッとなってそちらを振り返ると、万次郎は倒れていた。
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