• テキストサイズ

progress ~東リべ卍~R18~

第20章 rage



「くそ…っ…圭介どこなの?
どっか隠れてんの?」


走り回っているランに、そこかしこからバルハラが集まってくる。


「おおっ?
お姫様来たぁぁあっ!!」

「全員かかれぇぇえ!!!」


「あぁーっ!もう!
こいつらに構ってる暇なんてないのにぃいー!!」


バシュ!!
ドガっ!!
ドンッ!!



「マジかよっ!」
「噂以上だな」
「モノホンだぁあ」


目にも留まらぬ速さの瞬発力と、女とは思えない攻撃力に、周囲は冷や汗をかきながらも10人以上で応戦している。


「流石に女1人にこの人数つけるなんて、半間さん鬼だと思ってたけど…」

「ああ…むしろもうちょい連れてこねぇと!おーい!てめぇらとっとと片付けてこっち来い!!」



徐々に人数が増えてきてしまった。

ランのイライラが最高潮に達する。




ゴキッ!



「あ"ぁ"あぁあー!!!」


「あ、ごめん…!」


1人の骨を折ってしまった。



「うそだろ…」
「マジ…っ?」


一気に怖気付いた男らに、半間の声が飛んできた。


「てめぇら!!何やってんだ!!
ビビってんじゃねえぞ!!
逃げたら殺すっつったよなあ?!」



「いっ、行けええええぇぇ!!!」
「おらぁぁあああっ!!!」


「チッ…なんでこんなにいんだよ!」



ここを切り抜けなくては場地を探せない。

完全にキレたランは顔に血を浴びながら応戦していた。
/ 996ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp